「台湾」と言う名前で東京五輪出場へ!世界から見た台湾
こんにちは!
2年後の夏にいよいよ東京でオリンピックがやってきますね!( ´ ▽ ` )ノ
日本でオリンピックを行うのは1964年以来の56年ぶりとなります。
およそ半世紀ぶりですね!
そこで今回は巷で密かに取り上げている話題を記事にしてみたいと思います。
皆さんは、台湾という国をオリンピックで見たことがあるでしょうか?
実は台湾は現在、チャイニーズタイペイと言う名前で
オリンピックに出場しています。
「?どうして台湾じゃないの?( ? _ ? )」
「チャイニーズタイペイって何!?Σ(・□・;)」
と思う人がいるかもしれません。
⭐️チャイニーズタイペイとは!?
チャイニーズタイペイとは、オリンピックなどの国際的な場で用いられる名称です。
台湾は国際的から見ると国とは認められていません。
そのため、国際的の催しなどに出席する場合には台湾または中華民国という名前は名乗れない現状があります。
ではどうして台湾、中華民国という名前が名乗れないのでしょうか?
これには中国との深い関係があります。
※台湾は正式には中華民国と呼ばれています。
⭐️以前は中華民国としてオリンピックに出場していた!?
実は台湾は昔、台湾としてオリンピックに出場していた時期があります。
上の写真は1964年に行われた東京オリンピックの選手入場時に撮影された写真です。 しっかりと台湾の旗を掲げていますよね?
中国大陸と台湾は以前は1つの国でした。
日本が戦争に負けるまでは台湾は日本の統治下におかれていました。
しかし、日本が戦争に負けると台湾は中国に返還されます。
その後中国は内戦が起こります。
国民党は内戦に負け、台湾に逃げ中華民国を設立します。
この当時双方はまだ正式な国ではありませんでした。
いわゆる冷戦のような状態です。
この時期、
国際的な地位が上だったのは中華民国の方でした。
そのため、1964年の東京オリンピックには中華民国として出場できました。
逆に中華人民共和国はこのことに抗議してオリンピックには参加していません。
しかし1971年の国連総会で、
「中国の唯一の合法的代表は中華人民共和国」
と決議されてしまったため、台湾は国連を脱退してしまいました。
つまり台湾は国際的に地位が低下することになります。
また、日本は中国と条約を結んでしまったため、
現在もなお日本と台湾の間に国交は存在しません。
現実に考えると、
台湾と国交を結ぶなら中国と国交を切らないといけないか
台湾を1つの国として認めるしかないということです。
⭐️台湾という名で東京五輪出場へ
そこで最近台湾という名前で東京五輪に出場しようという動きが出ていましたね。
東京でも台湾人による抗議が頻繁に行われていました。
現在の中国は台湾や香港を中国のものにしようと常に働きかけています。
実際に香港はイギリスから中国に返還されて以降、中国と香港の間に列車や橋などを建設したりと共同化を進めています。
実際に中国に反対する香港人は多いですが圧力で手も足も出ない状態です。
台湾は1987年に民主化になって以降、私たちは台湾人だ!という思考が強くなっています。しかし、世界ではまだまだ認められていないのが現状です。
そこでオリンピックを台湾の名で出場しようと、台湾からは多くの台湾派の署名が集まりました。
結果として反対派が賛成派を上回り台湾としての出場は難しそうですが、
裏に中国が台湾独立を大きく警戒している点が挙げられます。
台湾と中国の間には難しい問題があります。
最近になって日本に台湾の文化がどんどんやってきてますよね?
タピオカミルクティーのお店は大阪に出店し、毎日のように行列ができています。
またデパートでは連日のように台湾フェスを行っています。
このように日本では台湾の文化を認めようという動きが見られると思います。
中国の台湾ではなく、台湾として紹介しています。
しかしまだ台湾は日本も含めて世界では1つの国として認められておらず、
1つの中国として区分されています。
台湾人として正式になれないのが今の現状です。
2020年に東京でオリンピックが開かれる中、
台湾として出場できることを私は祈ってます。