『解説』香港デモはどうして起こったのか？私なりに簡単にまとめてみた！
こんにちは！
ナカマユウタです！
今回は現在香港で起こっている大規模なデモについて解説したいと思います。
香港は今、中国共産党相手にデモを起こしており終息が見えません。
ではなぜ、香港でデモが起こっているのでしょうか？
勉強不足で歴史認識が浅いかもしれませんが、誰かの役に立てれば幸いです。
香港での大規模なデモはなぜ起こっているのか？
香港のデモを紐解く前に、はじめに中国と香港の歴史について解説します。
１９９７年に香港がイギリスから中国に返還される
それまで香港はイギリスの領土でしたが、
１９９７年にイギリスから中国本土に返還される手続きがなされます。
しかし、混乱を避けるために、１国２制度という制度を設けます。
この制度は今後５０年間は香港独自の政治をしてもいいですよという制度です。
香港にも国会も存在しますし、
法律も５０年間は中国と違って独自の法律を持ってもいいですよということです。
『香港デモの理由』香港と中国の１番の違い
香港は中国との１国２制度の決まりを持って返還を許したわけです。
しかし、中国はそれを守りませんでした。
中国と香港には１つ大きな違いが存在します。
それが民主主義と社会主義の違いです。
もともと香港は民主主義です。
民主主義とは日本のように与党、野党があり様々な政党が考えを持つことで、
個人の人権、意見を尊重できることが特徴です。
しかし、中国は社会主義です。
社会主義とはいわゆる独裁政治です。
現在中国は、中国共産党の１党で政治を行っています。
そのため、中国共産党の言うことは絶対ということになります。
考えてみてください。
もし日本が自民党１つかなく、自民党の言うことが絶対だとしたら。
例ですが、自民党が消費税２０％といえば必ず２０％になり、
国民の年金支給額を８０歳からにするといえば８０歳になるんです。
つまり誰も反論することができないということです。
これが今の中国の現状です。
中国共産党のおかげで、中国の発展を成し遂げたのも事実ですが、
誰も反論できないと言うことは少し恐ろしくなります。
中国共産党が徐々に香港に忍び寄る
中国は一刻も早く香港を中国化するために動き出します。
中国は国の力を使い、香港の国会に親中派の議員を多数送り込みます。
その結果起こったのが、２０１４年の雨傘運動という香港で起こったデモです。
香港が中国の思想になってしまうと感じた香港市民は、
１００万人規模でデモを起こします。
最終的に警察側の鎮圧に終わったのですが、香港ではこれが最初の大きなデモでした。
また、その後
中国共産党に反対する香港市民が急に失踪するという事件も多発します。
中国共産党に批判的な本を販売していた店主も突如失踪し、
後から中国政府に拘束させられていたことが分かりました。
その店主は、現在命を守るために台湾に逃亡しています。
徐々に中国は香港に圧力をかけて、中国に反論できない社会を作ろうとしています。
『逃亡犯条例改正案』で香港市民の怒りは頂点に
ここから現在のデモについて解説します。
中国は今年香港に対し、「逃亡犯条例改正案」を提出します。
これは簡単に言うと、
香港で犯罪を犯した人物を中国でも拘束できるというものです。
何がいけないのかというと、勘が鋭い人は気づくはずです。
そう、この条例が改正されれば、
中国共産党に批判的な人を拘束し、
中国本土へ引き渡しが可能になるということです。
今までは失踪という形で拘束をしていましたが、
正式に中国本土への拘束が可能ということになります。
その結果、香港市民は条例が改正されれば完全に思想が中国になってしまう、
中国に批判もできないと恐れ大規模なデモが起こったというわけです。
デモを行った結果、今回の条例改正は撤回されましたが、
来年には香港のトップが変わる選挙もあるため、まだまだ油断はできません。
中国共産党の独裁政治の異常さ
現在中国では中国共産党の１党政治で国をまとめています。
中国では中国共産党の政治に批判する者は即拘束され、
批判的な動画、本なども制限されています。
そのため、中国では動画共有サイトのyoutubeも見ることができません。
SNSも制限され、Twitterやfacebook、Instagramも使用できません。
中国に批判的なものは国が全て監視しています。
中国最大のタブー『天安門事件』
中国では絶対に口に出してはいけない事件があります。
それが天安門事件です。
名前を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか？
中国を民主化にしようと抗議した何万人もの大学生が天安門の前で抗議しました。
その結果、中国共産党は大学生に向けて拳銃を散乱させて鎮圧しました。
死者数は何千、何万とも言われ、世界からは当時大非難を浴びました。
しかし恐ろしいことに中国メディアはこのデモを放送することはありませんでした。
実際に中国で天安門事件を知っている人はほぼいません。
中国共産党はここまでして独裁政治をしたいのでしょうか。。。
まとめ
今回は香港のデモについてまとめてみました。
中国と香港の間では今でも緊張した空気が流れています。
しかし、現在でも香港は独自の法を持っています。
通貨だって中国本土と違いますし、車も日本と同じ左側通行です。
しかし中国からしてみると１つの中国を進めることが目的なのでしょう。
香港の次は台湾とまで言われています。
私も台湾とは深いつながりがあるので不安で仕方がありません。
台湾では中国政府が台湾のテレビ局を多額のお金で買って、
中国思想を強制的に流していると言われています。
また、来年には台湾総統選挙があるので、
ここでもし親中派の候補が当選したら一気に台湾は中国に傾くでしょう。
中国は最終的に沖縄までも視野に入れているとまで言われています。
沖縄は日本だと思うかもしれませんが、
中国人の中には、沖縄は元々中国だったという人もいます。
それは琉球処分前の歴史を見れば中国なのかもと思う人もいると思います。
中国共産党の政治は全て非難はしませんが、
やり方を変えるべきだと思います。
ここまでの強引なやり方は非難が多くても仕方ないと思いますf^_^;
歴史認識では一人一人がそれぞれの考えを持っているので、
この記事を読んで、
「いや、これは違う！」
と思ってもらっても結構です。
それが人権だと思うので。
以上ナカマユウタでした( ´ ▽ ` )ﾉ
